【完】甘い恋よりもそばにいて

「なんか2人共変わったね~、こんな大人っぽくなっちゃって……」



「え~そんなことないですよ、中身は昔と一緒でバカのままですから…」



波羅がそう返した



バカのままって……おいおい。



そういえばひとつ気になってことがあった



「おばさん、利香ちゃん元気ですか?」



利香ちゃんっていうのはここの娘さん、



名前があたしと同じだから親近感がすっごいわいて超可愛がってた子



「あ~あの子はダメだよ、反抗期ってやつで店もろくに手伝いやしない…」



そっか、利香ちゃんも、もう中2だもんな…



そりゃいろいろ大変だよな、利香ちゃん見たかったんだけど……




「何言ってんのよ!!ちゃんと手伝ってるでしょ?」



店の奥の方から可愛い女の子が出てきてそう言った



「利香ちゃん!!元気だった?って超可愛くなったね♪」



「莉華姉こそ昔会ったときと全然違う気がするけど、波羅姉はあんまり変わってないけど……」



「なんだと利香!!」



波羅が利香ちゃんの頭を両手でグリグリしてる…(笑



「痛い……痛いから…ギブギブ…あ~もう、ごめんなさい」


やっぱ利香ちゃん可愛いな……



「あっいけない、はやくお通ししなきゃね。利香はさっさと仕事に戻りなさい」



「は~い」


利香ちゃんの声のトーンがドーンって下がってちょっとおもしろい



「さ、2人ともこっち……」


おばさんにつれられてあたし達はみんながいる部屋に向かった








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