秘密の恋愛レッスン

ついていった所は、校舎裏だった。
ここは、めったに人が通らない。

なんで、ここを選んだんだろう。

「ここは、私が和弥様に振られた所ですわ」
「え!?」

そーいえば、詩織先輩は和弥に振られてたんだった!

「単刀直入に聞きますわ。森崎さんは和弥様とお付き合いされているんですか?」
「えええええ!?」
「昨日、森崎さんと和弥様が一緒にいるのを見かけまして・・・」
「付き合っては・・・ないですけど」

まさか、見られていたなんて・・・
しかも、詩織先輩に・・・

「好きなんですか?和弥様のこと」
「・・・好きです」

和弥を好き。
それは堂々と言える。

「あの・・・和弥様を諦めてくれませんか?」

諦める・・・?
和弥を?
そんなの・・・

「できません」
「・・・・あっそ。どうなっても知らないから」

え・・・?
本当に詩織先輩?

すごく顔が怖い。

「リュウ、アキラやって」
「OK~♪」

すると昨日のチャラ男が2人でてきた。
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