秘密の恋愛レッスン
秘密の恋愛レッスン

ガラララッ

誰も使っていない音楽室に入った。

「はぁはぁはぁ・・・」

一気に走ったせいで息が上がる。

それより・・・
本性さらしてよかったの・・・?
今まで、
ずっと王子さまを演じてきたじゃない・・・

「やっちゃったな・・・」
「ばれちゃったよ・・・?和弥の本性」
「俺の本性?んなもんどーでもいいんだよ。
 俺が心配なのは、このせいで俺のファンクラブの女に
 こないだこないだみたいにされることだっつーの」

詩織先輩のことだよね・・・?
和弥は私のことばっかり心配してくれるんだね・・・

「俺が由美にキスできなくなったら困るんだよ・・・」
「和弥・・・」

ちゅッ

< 136 / 141 >

この作品をシェア

pagetop