極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
初めてなった過呼吸になり、驚きも原因かも知れないけど、やっぱり3人に心配掛けた事は謝らないと。



愛「もう大丈夫だから、心配掛けてごめんね?」



雄「俺は慣れてるから」



それは、“千花”さんが関係してるのだろうか。

私は兄貴を見る。

兄貴は曖昧に笑いながら、ジャケットのポケットに、袋をしまった。

拓馬は煙草を吸い、何かを考えてる。

私は「すぐに戻る!」と伝え、倉庫の隣にある母屋とは反対側にある氷野米組の情報室に駆け込んだ。

資料とパソコンしかない部屋で、何かを準備をして居る木下夏輝ーキノシタナツキーに近付いた。
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