極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
2人の前にお茶を出し、拓馬を見ると、拓馬が私の事を、女性に紹介。



拓馬「で、こちらが麻川財閥のご令嬢、麻川優奈さんだ」



優「はじめまして、麻川優奈と申します」



…“優奈”…。

私は躊躇いがちに、優奈さんを見た。

優奈さんはにっこりと微笑む。



優「夏輝がお世話になってるみたいで、本日は挨拶に参りましたが、急に失礼を致しました」



優奈さんは私に軽く頭を下げる。

私は「少々お待ち下さい」と声を掛け、リビングにある内線で、資料室にコールする。



将『はい、将人』



電話に出たのは将人。

私は夏輝を呼んで貰った。
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