極道夫婦―18歳の恋戦―【完】
愛「うぁ!;;」



香りを堪能してた私は、いきなり夏輝に抱き上げられた。

初めてのお姫様抱っこに戸惑う私に対し、夏輝は小さく笑いながら、部屋を出て行く。



夏母「あれ…誘拐?(笑)」



けど、おばさんに鉢合わせ。

からかわれ、私は顔が赤くなるも、夏輝は平然と「昨日は助かった」と告げ、階段を降りる。

私も「あ、あ、おばさんありがとー!」と叫び、夏輝にしがみ付いたまま、車の助手席へと乗り込む。

FMラジオから流れる洋楽を聴きながら、私たちは海へと向かった―――…。




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