5歳児少女の育成日記
「ねぇ、魅月ちゃん。」
「?なぁに?」
隣に座っていた咲月(サツキ)先生
(推定年齢25歳)
が魅月に話しかけた。
「あのね、
魅月ちゃんのお兄ちゃんって、
何歳?」
「お兄ちゃん?
どっちの?」
「さっきのお兄ちゃん。
昴さんの方よ。」
「昴くん?
えっとね、今度のお誕生日でね、
22歳なの。
前の前の年に、
せいじんしきって
やつをしたのよ。」
「22なの!?
若い若いと思ってたけど、
実際若かったのね。
私なんてこの年でも
まだ「落ち着きが足りない」って
怒られるくらいなのに・・・
なんであんなにしっかりしてるのかしら。
それに私、まだ独身だし・・・(遠い目)」