5歳児少女の育成日記
「あら、猛君。
嬉しいことを言ってくれるわね。
先生もそんな猛君が大好きよ♪」
いつの間にか背後にいた咲月先生が
ニッコリとほほ笑みながら、猛の顔を覗き込む
「おっと、まさかの脈ありですか!!
先生俺は受け入れることができますよ!!
愛に国境も歳の差も関係ないですよね!!
というか俺が愛の力で埋めて見せますよ。」
「まぁ嬉しい。でも私を口説くには
まだ経験が足りないかな。
女は優しい言葉に弱いんじゃないのよ。
男の包容力とリーダーシップ性に弱いのよ。
だから、それを鍛えるためにも
まずはかけっこを頑張りましょうね。」
咲月先生は右手の人差し指を口元に持っていき、
ウインクをして妖しく笑った。
「はい!!俺頑張ります!!
咲月先生のためなら」
うおぉぉぉという掛け声とともに
去ってゆく猛に
「ただのバカだな、あいつ。」
と翔はただあきれ顔を、
「そういう所が可愛いのよ。
だから先生止めれないのよね。」
と咲月先生はくすくすと笑うのであった。