5歳児少女の育成日記
誰かの鳴き声が聞こえる
翔君にかつってお兄ちゃんと
やくそくしたのに・・・
翔君にもかつっていったのに・・・
魅月は後ろを振り返り、
こけた子に手を差し伸べてあげた。
「大丈夫?」
視線を合わせるためにしゃがむ魅月に、
「泣くだけじゃ始まらないし。
さっさと走れば?」
と冷たく言い切る翔
「翔君はつめたいよ。
そんなふうにいわなくてもいいじゃん。
だいじょうぶ?はしれる?」
手を差し伸べる魅月にコクンとうなずくと、
その子にペースを合わせながら
魅月も翔も走っていった。