5歳児少女の育成日記
「魅月ってなんでそんなに優しいの?」
かけっこの時間もおわり
ただ今のじかんは迎えを待つ時間
残っているのは翔と魅月と少数の子供たちだけ
「咲月先生は
『魅月ちゃんも翔君もありがとう!!
もぅ、なんていい子たちなのかしら。』
なんて言って感動してたッぽいけど、
俺はただ魅月がいたから着いて行っただけだし。」
園の廊下みたいな所に寝転んでいた魅月を見つけ、
一緒に寝転がり、雲の様子を見ながら話しだした翔
「やさしいんじゃないんだよ。」
ほわほわと笑いながら言う魅月は正直可愛い
「やさしいことはかえってくるんだって。
だから、みんなにやさしくしなさいって
おにいちゃんがいってたの。」