5歳児少女の育成日記
「だから」
翔の方をぱっと見ながら
「翔君がこけちゃったら
魅月がたすけてあげるからね」
夕陽の光に染められながら魅月がほほ笑んだ
所詮は5歳児
でも・・・
「魅月、俺な・・実h「魅月~帰るぞ~」
「あっ!!お兄ちゃんだ!!
また明日お話ししようね、翔君。
バイバイ。」
元気に手を振りながら
こちらを見ている魅月の背後には
黒い笑みをした魅月兄(昴)がいた。
(お前ごときが魅月に告白しようなんざ、
片腹痛いわ。
俺を超えてからまた出直すんだな。)
フンッと鼻で笑ったような擬音が
聞こえたような気がした。
「なんであいつにはあんな面倒な奴が
ひっついてんだよ。」
翔がそんなため息を漏らしたことを