先生は蒼い瞳の狼くん





「あれ、熱が上がったか?」



「せ、先生が…そーゆう事言うから…」


「そうか?悪い悪い」



悪い悪い、だなんて…思ってないくせに…



だけど、いてくれるのは嬉しいから…


「千尋…先生、ありがとう…」


そう言うと"いーえ"と先生は言い額にあった手をで私の頭を触る


なんだろう…


昔、よくお母さんが風邪とか引いた時にこんな風にしてくれたっけ…


だからなのかな、なんか懐かしい



そんな懐かしい気持ちと触れる手の気持ち良さに、先生の顔を見ると―…



「あ」


「ん?」



「今日は…先生の目、蒼い」



メガネ越しに見える蒼黒い瞳


先生が前に嫌いだと言った、あの瞳だ―…




.
< 152 / 403 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop