先生は蒼い瞳の狼くん





色々な事が分かって



素直になれたからだろうな…



そんな事を思いながら、私は長い時間を保健室で先生と過ごしたのであった―…





















―――――……



「あー…疲れだぁぁ…」


その日の夜、入浴場で頭にタオルをのせながらお湯につかり堂々とどこかのオヤジみたいな声をあげる



「瑠花、じじくさいよ…?」



「だってさー…やっぱり出会い目的としても知らない人と話すのは疲れるのよ」


肩を揉みほぐしながら言う瑠花はまさにおじいちゃんみたいだ



「それで、何か良い出会いはあった?」



私はずっと保健室にいたのだから、その辺はよく分からない


と、ゆーか…相手は知っているわけで…正直誰とも仲良くなって欲しくないのが本音




「そうだな…正直に言って外れかな」


「…外れ?」


「うん。なんかさ、なんか!気にいらないってゆーか…同じ高校生とは思えないほど、ガキ!って感じ」


「………」


「あいつらはないわー」


首を縦にふり、自分の言葉に納得したように頷く


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