先生は蒼い瞳の狼くん










――――――……









急いで教室を出た、龍之介は一人ゆっくりと廊下を歩いていた




「…………」


周りの音なんか龍之介の耳には入ってなくて、ただ機械のように真っ直ぐ歩く



「…なにやってんだ俺」



そっと、自分の額に触れてその熱を感じる









「やべ…俺、やばいな」




胸がざわめく感情を振り払うように大きく身体をふる合わせ、龍之介はそのまま歩き続けた
















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