120秒の恋

5時。
工場内にチャイムの音が響く。

そういえば、朝と昼も鳴ってた。

なんか学校みたい。


「どう?少しは慣れた?」

クルミさんが声をかけてくれた。

「いえ。まだ専門用語が・・・」

「そうだよねぇ。
今まで聞いたこともないような単語ばっかりだから、最初は苦労すると思うよ」

「はい」

専門用語の問題はあったけど、やっぱり歓迎会のことが気になっていた。

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