120秒の恋
「クルミさん、今夜の場所ってどこなんですか?」

「隣の駅に、お洒落なダイニングバーがあるの。そこよ」

「坂井さんたち、本当に来るんですか?」

「大丈夫。
さっき確認のメールもらったから」


確認のメール


坂井さんとクルミさんが何度もメールのやり取りをしていることに、私は少し嫉妬していた。


クルミさんも、彼のこと狙ってるのかなぁ?

そのことが、ずっと気になっていた。

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