カウントダウン



翌日、彩音は学校に来なかった。


具合が悪いとは考えにくい。昨日の彩音のごめんねと言った表情を思い出して、どうにもならないくらい不安になる。


でも悠斗はいつも通りってどーゆー事だよ。



苛立つ気持ちを抑えながら彩音にメールを送ったけど、結局返事は学校が終わっても、俺のバイトが終わっても来なかった。



繰り返してもしょーがねぇのに何度も問い合わせして、その度に見る新着0件のメッセージ。



携帯とか、メンドクセェから滅多に弄らない俺だったのにらしくねぇ。


依存してる奴らを馬鹿にしてたのに、今の俺はどうかしてる。


仕方なく溜まり場までバイクをとばせば約束通り悠斗が来ていた。


確か曜日的に悠斗のお気に入りのセフレがピッタリと隣にいる時間なのに今日は見えねぇ。



「悪いな祐介、バイト終わって疲れてんのに」


「別にいーよ。俺も話たかったから」



普段と変わらない態度。
今日はあの日みたく頭に血が昇らない事を祈る。






誰もいない一室を借りてドカリと座れば、ひとつ息を吐いた悠斗が口を開いた。



「この前は悪かったな。俺だってヤキモチって感情があンだよ」


この前、……翔さん達の前で怒鳴り合った時の事か。



「俺は謝んねぇ」


「ははっ。祐介らしいよ横暴で。……なぁ、祐介は確かに自由なヤツだけど何で俺に隠れて彩音と会ってたんだよ。祐介の性格上軽くでも報告すんじゃんそーゆー場合。ホラ、俺の相手した女と関係持った時だって報告してたじゃん、ユルいとか年上でヘタクソはありえねぇとか言いながら」


「……前に言っただろ、彩音は俺にとって大事な女だからだって。溜まった欲を吐き出すだけの女と違うんだって、ソレ……言ったら悠斗ブチギレしたの覚えてない?」





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