能力彼氏


「別に仲良くなんかないし!!あんな奴嫌い!!」


「ふ〜ん、そっか。案外お似合いかもよ!?」


「ちょっと、止めてよ!
…私はもっと優しい人がいいの!!あいつとは、真逆の人間だよ!!」


そうだよ!!
真逆の人間なんだから!!!


「って、言ってるわりにはいっつもアッチの方向いてるよね?」


「…え?嘘!?」


「ホント!!」


全然気付かなかった
でも、好きじゃないのは事実だし、べつにいいよね?


昼の時間が過ぎて放課後になって私は、部活をしている梨花と違って放課後はフリーなので1ヶ月前からバイトを始めた。


「じゃあ、部活頑張ってね!!」


「うん!!美桜もバイト頑張ってね!!」


「うん!また明日ね!!!」


そう言って梨花と別れて私はバイトに急いだ


この時私は、このあと何が起こるのか、全く予想もしていなかった…




< 19 / 29 >

この作品をシェア

pagetop