パステルカラーの恋模様
―…
キーンコーンカーンコーン。
「はぁ…」
結局あたしは、明日香に断られ、放課後一人とぼとぼと帰る事になった。
ここはいっそ、一人カラオケでもいっか?!
いやいや、よけいに虚しいって…。
またいつもの様に運動部の意気込んだ声が横を通り過ぎていく。
ああ、あたしもきっと、運動が得意だったら、心の中のモヤモヤを少しでも晴らせる事ができるのかな。
思いきり走ったり、ボールを追いかけたりしたら、きっと。
「…よしっ」
あたしはすぅーっと息を吸って吐いた。
バス停まで駆け足!
そう思って、スタートダッシュのポーズを構えた時だった。
「あれ~、美園。おーい」
げっ!
後ろを振り向くと、啓太が立っていた。
タイミング悪いよ、啓ちゃん!
…結局二人並んで、自転車置き場まで歩く事に。
ああ、ダメだ。
やっぱり意識してる、あたし。
啓太の横顔をちらっと見て、また前を向く。
キーンコーンカーンコーン。
「はぁ…」
結局あたしは、明日香に断られ、放課後一人とぼとぼと帰る事になった。
ここはいっそ、一人カラオケでもいっか?!
いやいや、よけいに虚しいって…。
またいつもの様に運動部の意気込んだ声が横を通り過ぎていく。
ああ、あたしもきっと、運動が得意だったら、心の中のモヤモヤを少しでも晴らせる事ができるのかな。
思いきり走ったり、ボールを追いかけたりしたら、きっと。
「…よしっ」
あたしはすぅーっと息を吸って吐いた。
バス停まで駆け足!
そう思って、スタートダッシュのポーズを構えた時だった。
「あれ~、美園。おーい」
げっ!
後ろを振り向くと、啓太が立っていた。
タイミング悪いよ、啓ちゃん!
…結局二人並んで、自転車置き場まで歩く事に。
ああ、ダメだ。
やっぱり意識してる、あたし。
啓太の横顔をちらっと見て、また前を向く。