屁理屈リモージュ
理屈2


昨日、そんな寸劇まがいの事があったのは、学校の片隅にあるもの置き、兼オカルト研究部部室。




幽霊部員100人越えの、ほぼ幽霊部員で成り立つ部活。



みんな、一年に一度ある肝試し目当て。



だから、この部屋に入り浸っているのは、部長の私と部員の雨宮だけだ。



私はわりかし、怖いモノは好きだけど、オカルト研究部の部長になるほど好きな訳ではなくて、




ほんと、成り行き。



雨宮はといえば、静かに勉強が出来る…という理由で入部。



私がホラー映画を見て、ぎゃーぎゃー言ってる横で、参考書片手に勉強している。




彼は頭が良い。



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