7days
「しかし嫌な役回りですね」
「お前はしたっぱの底辺だからな」
「……あはは、やっぱり」
そこで納得するか。
龍の運転で、被害者遺族であり容疑者家族であるかもしれない祖父母の家に向かう。
「どんな顔するんでしょうかね、おじいちゃん達」
「――言うな、それを」
「……でも可哀想じゃないすか。自分の孫が自分の子供を殺したって」
可哀想、ね。
警察官・刑事にそんな感情は必要ないと思っている。感情が偏ってはいけない。容疑者側にも被害者側にも。
ただ冷静に――冷徹に捜査をすれば良いだけ。
「長女さんも可哀想っすよね…発見したの長女さんでしたっけ?」
「ああ」
あの日のことは鮮明に覚えている。