7days
PM01:49
「そうですか」
覚悟していたのかもしれない。
――指名手配されることになった
俺がそう言うとレイちゃんは眉一つ動かさず、冷静にそれを受けとめた。
どんな反応をされるかと思った。俺の方がビビってた。泣きわめかれるのかと思った。怒鳴られるのかと思った。
レイちゃんに声を掛けたのは駅前だった。ファミレスや喫茶店が多い場所。話をするのにはそこで充分だろうが、俺はレイちゃんに気を使いわざわざ人のいない場所を選び―――この公園に来た。
でも彼女には場所なんて関係なかったのかもしれない。
友人を帰らせた。彼氏も帰らせようとしたのに、ソイツだけは愛想のねぇ顔して当然のようについてきやがった。
「深夜12時に正式に指名手配されることになるから」
レイちゃんに視線を移し改めて、伝えた。
レイちゃんは、ずっとブランコの前のベンチに座り足元を見たまま。
俺はその前に立ち俺の隣は駐車場に車を停めた龍が戻ってきて、複雑そうな顔で彼女を見ている。