唇にキスを、首筋に口づけを
な、なに・・・?
後ろから・・・なに、抱きしめられてる・・・?
・・・恐怖だ。
私は後ろを向くのが怖かったけど、勇気をだして振り向いて見た。
しかし抱きしめられているのでうまく首かまわりきらない。
しいてみえるのは金髪の短い髪・・・。
男の人、だ。
声も低いし。
「は、はなしてください・・・!」
私はそう頑張って声を出した。
この屋敷にいる人だ。
絶対にヴァンパイア。
・・・それはとても危険。
でも逃げようとしたり戦おうとしてもダメだ。
ただ耐えるしかないの・・・?
それとも大人しくして捕食されるしかないのだろうか・・・。
嫌、それは本当に嫌・・・!
「君、人間・・・?
血の匂いがとてもいい・・・。」
スーッと髪を梳かれた。
人間ってばれた、
更にやばい、血とかもいってきたし・・・。
確実にやばい。
「・・・ジュンが連れてきたのかな・・・。
お先に頂いちゃおうかな・・・?」
いや、とても嫌なワードが聞こえた。
そう思ってビクビクしていると、
ふと、宙に足が浮く感じがした。