唇にキスを、首筋に口づけを


「いけますか」


私は隣の彼女の肩を支えながら言う。



その隙にもヴァンパイアが襲ってくるからそれをしっかりと跳ね返していく。






「大丈夫・・・!」




そう言って彼女は力強く立ち上がった。




よし。



「私、すごい結界の能力が上がったんです。


ヴァンパイアを消滅させるくらいに。」



「えっ・・・それってどういう・・・」



「私もよくわかりませんが、最後まで聞いてください。



私、ヴァンパイアを引きつける力もあるみたいで。」



そういうと、目の前の彼女は哀れそうな目線を私に向けてきた。



ああ、これは結構有名な話か。



私、前はこの力を恨んだ。



けど、これは私特有の力だ。




しかも、よくわからないけれど、ヴァンパイアを消滅する力まで得た。




私はこれから、いざとなれば一人で戦える!!!!


これは私だけの特技だ。




「お願いです、


私が引きつける間、私の周りに結界張ってもらえませんか。」




私は彼女の目をしっかりと見る。




「もちろんよ、私でよければ。」




そして私たちは、一番の激戦区へと急ぐ。



激戦区には大量のヴァンパイア。


そして、地面につく血。




「お願いします!」



「了解!」



私の周りには一気にヴァンパイアが集まる。



そして彼女に結界を張ってもらう。




「体力辛くなったら言ってください。


そしたら私がもう力をいれます。」




既に1分もたたないうちに、ヴァンパイアが5体ほど寄ってきた。




そして3分ほどたつと、何体も集まってきた。




「ゆりなちゃん・・・!


そろそろ辛い・・・!」



彼女の額には汗が滲み、それが地におちて、
地に落ちた血液と混じる。



やるしかない。



「いきます!」




5.4.3.2.1・・・




ブワッッッッ!!



私が一気に力を解放すると、周りにいたヴァンパイアは皆消えた。


キラキラと砂になるように。



そして私は彼女とハイタッチを交わす。
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