唇にキスを、首筋に口づけを



奴らが対応できないように、素早く。



私は一瞬にして結界の厚さと広さを変化させた。



結界が小さくなったことでヴァンパイアが私の周りに密集する。



ここで怯んでると奴らの裏をかけない。



私は結界を外して行き、


円を描くように取り囲んでいるヴァンパイアの首を狙った。



「たああああっ!!!」



雄叫びをあげながら。




奴らの首がすっとんでいく。



っし!!



一体たりとも首を、なくした。



私はトランシーバーをとり、
すぐさま連絡をする。



「こちら、内田のペアです、


大量のヴァンパイアの首を殺ったので、
とどめをさしにきてください。エリア9です。
どうぞ。」



『了解です。しかし、内田は?
どうぞ。』



「内田とは私のミスではなれてしまいました。理由は詳しく後で話しますので早くお願いします。どうぞ」



『すぐに向かいます。』



ブチっ、



トランシーバーの音がきれ、

私はふぅ、っと息を吐いた。



そんな、思わず油断なんてしてしまった次の瞬間であった。



「っ!?!?」



腰を掴まれたような、感覚。


いや、掴まれている。



というか、抱きかかえられているような。




あ・・・私の身体、が、


宙に浮いてる。



どんどんどんどん地面からはなれて、

あの無数のヴァンパイアの身体からも離れていく。




「きゃあああああっ・・・!!!」


私が叫ぶと、


口元も、何かに塞がれた______

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