ナルシスト男=ナルオ【Ⅰ】
「驪眞
んなら詳しいことはメールして」
「うん、わかった」
璢嬉と二人で遊ぶとか、メッチャ久しぶりやわ
いっつもは、夏璢も茉李亜もいるからな
「あの~…朝倉さん」
「はい??」
急に話しかけてきた、一人の女子
正直言って、名前は知っとるけど、話したことは数えるくらい
「席…譲ってもらってもええ??」
席…あぁ~隣がナルオやからか
「うん、ええよ全然」
逆に有難いくらいやわ
「ホンマに!?
ありがとうな~
机はアタシん所に移してくから」
「わかった」
彼女はそれだけ言うと「キャー!!ヤッター」と友達と騒いで教室ん中に戻っていった