執事と共にバレンタインを。
「満足の行くお味ですか」

「二人で作ったんだもの。当たり前でしょう」

「何よりです」


春樹は、満足そうに目元を緩ませた。


「でも、夜に食べたらにきびが出来そうね」

「科学的根拠はないそうですから、大丈夫ですよ」

「そうなの?」

「そのようですよ」
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