執事と共にバレンタインを。
どうやら恵理夜自身ではなく、恵理夜の家《組》に用がある人たちのようだ。

今いる場所も、その道の人たちが拠点とする事務所の応接室のようだった。


「お嬢さんに手荒な真似はしたくないんだけどよ、どうしてもわしらが欲しいものをお嬢さんが持ってるって聞いたもんだからなぁ」


と、恵理夜のバックを突きつけてきた。


「ちょいと中身を検めさせて貰うぜ」
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