執事と共にバレンタインを。
「家に、連絡がいっていない……」


身代金や引き換え交渉の連絡は愚か、恵理夜を連れ去った事実すら連絡されていない。

その事実に驚いた。

やはり目的は、純粋にあの箱のチョコレートという事らしい。


恵理夜は、ここに連れてきた人たちの顔を思い浮かべた。
< 60 / 161 >

この作品をシェア

pagetop