執事と共にバレンタインを。
確かに、よく言えば男前の者は多いが、チョコレートをゲットできそうな2枚目は一人もいない。

特に、あのカトウの容姿は典型的なモテない男そのものだった。


『あの孫娘の持ってたチョコだぜ』

『でも、これで奴らが乗り込んできやがったら……』


先ほどの、ドアの向こうの会話を思い出した。
< 61 / 161 >

この作品をシェア

pagetop