lucky×unlucky


「なに?どーいうこと?」

「あなたのこと嫌いって言ってるんだけど…ってなんでそんなにヘラヘラしてんのよ」

「んー…だっていつものことじゃない?俺、篠宮さんに好かれてるなんて思ってないもん」

俺に見せるのはいつだって笑顔はない

だから、亮介には簡単に見せたあの笑顔はかなりムカついたけど


「…とにかく、明日から教室に来ないで。そして半径1m以内に近付くな」

「いーや。なんなら休み時間の度に来ようかな?」

「…そんな事したらぶっ飛ばすわよ」

「篠宮さんこわーい☆昼休みだけにするからぶっ飛ばすのは勘弁して?」

「昼休みも無理」

「ま、篠宮さんの意見は聞かないけど」

「はぁ⁉あーもう‼」

へラリと笑う俺に篠宮さんは疲れたように大きな息を吐くと「ほんと、馬鹿ね。貴方は」と悪態ついた






実は、ちゃんと言葉を返してくれることがちょっと嬉しかったりする

本当に嫌いなら返事すらしないと思う


だから、少しは期待してもいいよね?






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