lucky×unlucky
あー、そうだ。山本は強運な自分と、不運な私のどちらが勝つか競うために友達になれって言ったんだっけ…
最初こそ、私の勝ち、あいつの勝ちだの言ってたような気がするけど、今は全くと言っていいほどない
もう、そんなこと忘れたかのように至って普通に振舞われ、未だに覚えている私が馬鹿みたいに思えるくらいだ
亮介くんは山本の友達で、爽やかな笑顔で話しかけられたから思わず普通に話しちゃったんだよね…今は好青年というか…ちょっとおかしな人?
二人はいつも私の意見を無視して、休み時間に教室へ来ては周りの目も気にせず話しかけてきたり…昼休みは強制的に屋上へ連行され三人でご飯を食べたり、休日は遊園地へ拉致されたり…と、散々な目にあわされた
毎回激しく抵抗していたけど、この二人に何を言っても無駄だと早々に諦めて
次第にその場所の心地良さを知り
いつの間にか三人でいることが当たり前になって
ついには、離れ難くなってしまった
嫌がらせを受けてでも、この二人と居たいと思うくらいに