黒龍

まぁ、気にしないでおこうと思う。

「なぁ」

「ん?」

「今日暇か?」

「えっ?」

今日?

多分予定は、ないはず。

「うん。大じょ――あぁ!?」

私は思わず叫んでしまった。

皆は、目を見開いているけど今は、気にしていられない。

――嗚呼!!Σorz

どうっどうすれば!?

「あわっ、あわわっ(泣)」

「どっどうした?!」

「とりあえず、落ち着こ?!」

翼と、亮が焦ってる。

「入が!!入がぁくぅ式〜(泣)」

「「「はぁ?!」」」

私入学式に遅刻した〜(泣)


もうダメだ。

明日にはきっと、不良っていうレッテルがついて先輩がたに、「調子のってんじゃねぇぞ!?」みたいな――!!

「もうダメぇ!!」

「「「・・・」」」

人生終わっちゃったよ(←大袈裟)

私は、明日からどうすれば――?!

「平気じゃね?」

「だよね!!明日から先輩にしめら――へっ?」

「やっ、何考えてるか知らないけど・・・平気だと思うよ?」

亮が翼に続けて言ってきた。

「・・・なんで?」

「入学式に出る奴なんて、半分以下だ」

「うそっ?!」

「嘘じゃないよ」

「俺等も出なかったもんな、龍騎?」


「ああ。俺はいかなかった」

――うそぉ!?


えっ?

入学式に出ないの?

てか行ってないって・・・んん?


私の頭では理解不能だった。

パンクしそう。

「まっ。そういうことだから」

――なにが?!

「今から一緒に行かない?」

――どこに?

「俺等の場所」

――なんのために?!!!

< 8 / 9 >

この作品をシェア

pagetop