姉妹
―どうして今日の私はこんなに強気なのかしら?この人を怖いと思わない
「うるさいわ。単刀直入に言うけれど、美月ちゃんの邪魔はしないでほしいのよ」
―やっぱり。そんなところだろうと、朝から感づいていた通りであった
むしろ、シナリオ通り過ぎて、つまらない
「邪魔をしてるつもりはないわ」
この一言に祖母は怒りをあらわにした
「何を言っているの!!!美月ちゃんの朝食の時間を遅らせて、学校にまで一緒に、いっちょまえに友達まで作って」
―どうして、あれほどまでに恐れていた祖母をこんなに冷めた目線で見ている自分がいるのだろう
「あまつさえあなたは、美月ちゃんよりはやく彼氏ができるなんて!!」
―あぁ、わかったわ