姉妹
「いいの?何年も一緒に行ってたんでしょ?」
晴樹は心配そうに尋ねた
いくら姉妹が独立するべきだとはいっても、二人の長年の習慣までも奪う権利はないと思った
もしかしたら自分はとんだ邪魔なことしてしまったのではないか、とも
しかし美紅の顔は不思議と晴れやかだった
「いいのよ。もう何年も一緒だったのだもの」
「私はそろそろ姉さまから卒業する時が来たのかもしれない」
そう細くつぶやいた言葉も晴樹は聞き逃さなかった
「それに晴樹がいるから、さみしくないわ」
美紅は心の底から晴れやかに、笑った
案外変化は早く来ているのかもしれない
晴樹はそんな予感を胸に抱いた