姉妹
「この水饅頭本当においしい!!」
「ね!これどこで買ったの?」

美月と美紅は夢中になっているが丁寧に口に運んでいる

「これは道なりにまっすぐいったところにある小さな茶屋だよ。」

「おじいちゃんのお散歩コース?」

「そうだよ。新しく出来たんだ。隣町から引っ越してきたらしい。」

「今度みんなで行きましょうよ!」

美月はぱんと手を合わせて嬉々として美紅を見た

「美紅も行くのよ!」

「うん!!」

美月と美紅は顔を見合わせて微笑みあった



ピンポーン



「「…?」」

「美紅誰か約束した?」

「ううん、違う。姉さまは?」

「してないわ。じゃぁ宅急便かしら?」


「行ってくるから二人は休んでいなさい、ゴホッ」

「「おじいちゃん!」」

「おじいちゃんこそ休んだほうがいいわ」

美月が心配そうに背中をさすった


「私、出てくるね」

美紅がさっとたちあがって行った




「どちら様ですか?」
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