姉妹
「あら、どちらさま?」
「美紅さんと同じクラスの榊原晴樹です。すみません、いきなりお邪魔して」
「いいのよ、ゆっくりしていってね」
「ありがとうございます。お邪魔します。」
祖母は晴樹を気に入ったのだろう
始終にこにこして非常に感じが良かった
「おばあちゃん、水饅頭ある?」
「あるわよ」
祖母は美紅には目もくれずに去った
「・・・ありがとう」
晴樹は二人の間の空気がただならぬものであると感じた
美紅を無視することに慣れてた祖母
無視されることに慣れた様子の美紅
どちらも異常だ、と晴樹は思った
と同時に寂しくなった
美紅は今まで祖母にこんな扱いを受けていたのか?
美紅の両親はどうしたんだ?
どうして美紅は平気でいられるんだ?
「ありがとう。心配してくれてるんでしょ?私は大丈夫よ」
「そうなの?でも」
「大丈夫よ」
美紅はふっと笑って晴樹をさえぎった
「ここよ。美月もいるし、綺麗なお庭もあるのよ」
襖を開けて縁側に晴樹を招待した
「美紅さんと同じクラスの榊原晴樹です。すみません、いきなりお邪魔して」
「いいのよ、ゆっくりしていってね」
「ありがとうございます。お邪魔します。」
祖母は晴樹を気に入ったのだろう
始終にこにこして非常に感じが良かった
「おばあちゃん、水饅頭ある?」
「あるわよ」
祖母は美紅には目もくれずに去った
「・・・ありがとう」
晴樹は二人の間の空気がただならぬものであると感じた
美紅を無視することに慣れてた祖母
無視されることに慣れた様子の美紅
どちらも異常だ、と晴樹は思った
と同時に寂しくなった
美紅は今まで祖母にこんな扱いを受けていたのか?
美紅の両親はどうしたんだ?
どうして美紅は平気でいられるんだ?
「ありがとう。心配してくれてるんでしょ?私は大丈夫よ」
「そうなの?でも」
「大丈夫よ」
美紅はふっと笑って晴樹をさえぎった
「ここよ。美月もいるし、綺麗なお庭もあるのよ」
襖を開けて縁側に晴樹を招待した