姉妹
「だからお願いだ、どうかあのこの心が晴れるまで、美紅の味方でいてくれないか」

「何を言っているんですか、善蔵さん」
「俺は会った瞬間から美紅さんの味方です。敵になんてなりえません」

「ありがとう、この時期に君に会えるなんて、偶然は偶然ではないのかもな」
「美紅のことについてはいずれ聞くだろう、一生君に秘密なんてならないから安心してくれ」

「はい。分かりました。俺を信じてください」


「嬉しいね。…ところで君、美紅と結婚する気はないのかい?」

「ちょ、それは、あの、俺たちまだ高校生で!というかまだ付き合ってないんで!いや付き合えたらいいなと思うんですけどって俺何言ってんだー!!」

「ごめんな、そんなに赤面するな。こっちが照れる」

「からかわないでください!」


ガラッと襖が開いた

「おじいちゃんお菓子とお茶のおかわりもって来たよー!」

美月が跳びはねるように入ってきた

「…晴樹くん、顔赤いけどどうかしたの?」

美紅があとから続いて晴樹の異変に気がついた

「美紅さん気にしないで!!本当に!!!」

慌てふためく晴樹をまじまじと美紅がみつめた

そして美月も晴樹の「異変」に気がついた

「あらー?なんで赤いのかしら・・・って詮索は良しとして、晴樹くん!」

「はい!」

「私のことは美月、美紅のことは美紅と呼ぶこと!!」

「え「さん付けなんてわざとらしいわ!」
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