部活の天使2
岸谷先輩は私の持ってる紙を覗き込みながら岸谷先輩は悪魔の笑みを浮かべる。

「え?え?一番ってなにがですか?」

キョトンとしながら岸谷先輩を見上げると岸谷先輩はキョトンっとしてから、

「え、聞いてないの?」

首を傾げる。

更に岸谷先輩は、

「今から、肝試しやるって聞いてない?」

そう・・・付け加えた・・・・

!!!!??

肝試しぃぃぃぃぃぃ!!?

本気ですかぁぁぁぁぁぁ!!!??

「あれ?西野サンってそういうの、駄目な人?」

岸谷先輩はそう言いながら意地悪な笑みを浮かべる。

「だだだ、だいじょうぶっですっ!!へーきですよそんなコト!!」

見栄を張ってそう言うと、

「そぅ?じゃ、このまままっすぐ行ったところにある大きな木の下まで行って帰って来てね!」

そう言って渡された懐中電灯を投げだして逃げたい気分になった・・・・

・・・まぁ、でも、逃げるわけにもいかず・・・・

「「「いってらっしゃ~いっ♪」」」

そんな声を背中に受けながら私は闇の中へ・・・・

懐中電灯を震える手で掴みながら前へ進む。

・・・早く帰ろっ!

そう思って駆け足で走る。

ガサガサッ!

「っ!!??」

ガシャーンッ!!

そんな音がして私は思わず持ってた懐中電灯を落としてしまった。

それだけで辺りは真っ暗になる。

「やだっ・・・・っ」

すると突然火の魂みたいな灯りががボワ~っと移動しているのが見えて、私は膝を抱えてしゃがみ込む。

ザッザッザッザッザッ!!

だんだん近づいてくる足音に私は固く目を瞑った。






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