短‐誕生日おめでとう!




「あ……きよ、か?」


男の人の声がして、ハッと顔を上げる。

伶かもしれない、なんて一瞬思って。
でも………そんなはずないよね。




「もしかして……篤司君?」

「やっぱり清佳だ!懐かしいな!!」

篤司君は、高校時代の同級生だ。
伶とも仲がよかったので、私は伶と付き合うまでよく相談にのってもらっていた。




「………清佳、なんか元気ない?どうかした?」
< 19 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop