短‐誕生日おめでとう!
だから絶対、伶と幸せになれ。
伶以外なんて有り得ない。
篤司君はそう言って、去っていった。



私だって、伶以外はやっぱり考えられない。伶と一緒にいられれば幸せだった。
伶の隣にいるのが私であることが嬉しくて。


不安なんてなかった。不満もなかった。



伶………やっぱり私、伶のことが大好き。




もう、誕生日なんてどうでもいい気がした。


伶がいればいい。伶が私のそばにこれからもいてくれるのなら、私はそれ以上を望まない。
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