短‐誕生日おめでとう!
「早く仲直りしろ。伶ほどお前のこと大事に思ってくれる男いないぞ?伶の愛情を…………疑ったりすんなよ。」

「うん…………。ありがと。篤司君。」

「伶がいたから、俺は清佳を諦めたんだしな?」

「………へ?」

今のって。



「俺、高校の時、好きだった。清佳のこと。でも、清佳は伶の隣でいつも幸せそうに笑ってたから。伶から奪ってやろうなんて思えなかった。多分、俺は伶のそばにいる、伶のことが大好きな清佳が好きだったんだよな。」
< 25 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop