短‐誕生日おめでとう!










「うっ…………っわぁ。凄く素敵。」

ドアを開けた瞬間に飛び込んできたのは一面の白。






―伶、二月って寂しいよね。花はほとんど咲かない。色がなくて寂しいよ。―






私がそう言ったのはいつだったかな?

今、私に綺麗な白い色を惜し気もなくみせてくれるのは、冬に咲く小さな花。





「スノードロップ………。」
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