短‐誕生日おめでとう!
伶は、私の言った台詞の一つ一つを、受け止めてくれてるんだ。
どんなプレゼントより嬉しい。
豪華な部屋よりも嬉しい、伶の優しさ。




「伶………伶。」





今日何度めかわからない。また涙が溢れた。
もう目は真っ赤。
だけど、この涙だけは、嬉し涙だ。






その時だった。背中に感じた、温かい温度。
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