心はcloudy sky



そんなある日。


相変わらず広也は具合が悪そう。

なんだか普通の風邪じゃなさそうだな。



俺は放課後、広也を呼び出し、話を聞いた。


「なぁ、お前ただの風邪じゃねぇだろ」

「…やっぱバレるよなー
高添も気付いちゃった
みたいだし」


広也は苦笑いしながら
椅子に座った。


「俺、入院するんだ…
それは話したけどさ。
その入院の理由が手術
するためなんだ」

「手術?」


「あぁ。なんか悪性の
腫瘍出来ちゃったみたいで!
まぁ取りやすいから簡単な手術だよ」



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