好きだけど…
…バンッ!!

先輩が勢いよくドアを閉めて…


ガチャッ

鍵をした。


「なんで、呼び出されたか分かる?」高田先輩がきつく言った。



「わかりません」


「お前さ…一年のくせに横田先輩と喋ってんじゃねえよっ!!クソが!!!」



「あたしらは、ずっと先輩に振り向いてもらおうと必死なんだよ!!
なのに、急に現れたお前がペラペラペラペラ喋って、マジムカつくんだよっ!!」


…私は確信した。
この人達は、純ちゃん目当てではいったんだと


「二度と、横田先輩と喋るなよ?」


「それは出来ません」

私はぶちギレた。

ふざけんな!私は、先輩よりも何百倍も何千倍努力しているだと?

冗談じゃない!!



「はぁ!?」



「私にとってあの人は、大切な幼なじみです。喋らないことなんて…できません。」



「なんだと?」


「じゃあ、失礼します」

私は、その場を逃げた。

自分では、この件は終わったと思ったら…それは違った



私が、出て行った後…


先輩達が、私を苦しめることを考えているなんて…わからなかった。
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