あの日、言えなかったこと。



やばいやばい!
急がないと遅刻しちゃうよっ?!

慌てて制服に着替えて
自分の部屋を飛び出した

リビングに行くとお母さんが
「美亜、寝癖凄いよ?」
なんて言って笑ってる

そばにあった鏡をみると…

げっ!
跳ねまくってるー( ゚Д゚)!
でも時間もないし…。

「い、いいのっ!
しょうがないもん、
いっそのこと、
新しいヘアアレってことにするし」

なんて言ってみせたら

後ろから
「ばーか!」
という声が聞こえた。
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