あの日、言えなかったこと。



声の方を向いてみると
双子の弟、直樹が立っていた。

「ば、ばかっ?!
ひど…直樹にばかなんていわれたら
私、立ち治れないかも」

「うおっ?!
さりげなく酷いのな」

「えへ、だって本当だもーん。」



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