あの日、言えなかったこと。



「ていうか、あんたたち
学校、遅刻するんじゃなかったの?」
お母さんの一言に
血の気が引くのが自分でも分かった

「ちょ、急がないとっ
とにかく行こう、直樹!」

「ああ。」

「ちょっと朝ご飯はー?!」

「「いらない!!」」
お母さんはまったくもう。といいながらも
「行ってらっしゃい。」
と言って手をふってた
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