君に嘘を捧げよう
次の日も。
「あー…今日もフラフラするー…」
二日続けて一睡もできなかった。
頭をよぎるのはやっぱりあのシーン。アヤネとカイが…。
気づいたら俺の目の前は真っ暗で。
「キャー人が倒れたー誰かー」とか女子の叫び声やら「あ、あれ霧沢じゃね?」などと言う男子のささやきが遠くで鳴り響いてた気がした。
「霧沢くん、霧沢くん、…あ、お目覚め?」
「…ん?」
真っ白いシーツに真っ白いカーテン。…と、保健の先生…?
「わかる?ここ保健室よ?」
「……なんで?」
「あら、覚えてないの?あなた廊下で突然倒れたのよ」
「ふーん…え?」
「ホントに覚えてないのね。…きのうの睡眠時間は?」
「…ぜろです…ちなみにおとといも…」
「やっぱりね。目の下のクマひどいもの」
「…まぢですか…」
でも朝よりスッキリしている。倒れてから少し気を失っていたからだろうか。
「…って今何時限目ですか?」
「今は5時限目ね」
「マジスか!?」
今日は6時限目までだからもうちょっとで学校おわるやん!